平成22年度実務研修会
平成22年度 実務研修会報告
- 日時:平成22年8月21日(土)14:00~16:30
- 場所:狛江市 狛江市民センター
- 主催:東京都体育指導委員協議会
- 内容:アダプテッドスポーツ
- 講師:筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授 齊藤まゆみ氏
- 参加者:東京都体育指導委員および行政の担当職員
- 参加者数:約100名
- アダプテッドスポーツとは・・・・・
「身体に障害のある人などの特徴に合わせてルールや用具を改変、あるいは新たに考案して行うスポーツ活動を指す。身体に障害が有る人だけではなく、高齢者や妊婦等、健常者と同じルールや用具の下にスポーツを行うことが困難な人々がその対象になる。」
ということでした。
例えば、車椅子バスケのなかに、ゴールが2つある“ツインバスケ”があります。
遠くにも 高くにも ボールを投げることができない人のために
高さ120㎝のゴールポストをフリースローサークルに置き 本来のゴールポスト(305㎝)と
120㎝のゴールポストの2つを使用し、各選手の状態にあったゴールにシュートする、
というものです。
このほかにもいくつか例を挙げて説明していただき、
一般に知られているスポーツとは異なり、
身体に障がいのある方や子供、高齢者の特徴に合わせたルールや用具などを考案し、
健常者との垣根を取り除いて 皆が一緒に楽しめるものが、アダプテッドスポーツなんだ
ということがわかりました。
今まで 健常者のスポーツばかり関わっていましたが
健常者と同じ条件でのスポーツが困難な方への 配慮や工夫の必要性を つくづく感じ、
とてもいい勉強に なりました。
笑顔の素敵な齊藤先生