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~筋肉は健康のバロメーター~

「スロトレ」を学ぶ

~筋肉は健康のバロメーター~

日時 平成23年11月20日(日)
    午前10:00~12:00
会場 府中市生涯学習センター 体育室
講師 谷本 道哉氏(近畿大学講師・国立健康・栄養研究所研究員)
参加人数 78名

「スロトレ」は、スロートレーニングの略で、ひとつひとつの動きをゆっくり行なうことで、筋肉を効果的に鍛えられる手法です。

サルコペニア(??)
サルコペニア(加齢性筋萎縮症)とは,加齢に伴い骨格筋・筋肉が著しく低下していくことをいいます。
これが高齢期の転倒・骨折・寝たきりなどの一番の原因になっていると考えられており、筋肉量は30 歳ごろがピークでその後は加齢とともに低下し、70歳以下の高齢者の13-24%、80歳以上では50%以上に、サルコペニアを認めるという報告があります。
サルコペニアを防ぐには、有酸素運動だけでなく筋肉をつける無酸素運動も行うことが必要といわれています。

有酸素運動(全身に酸素を運んで長い時間運動をすること)の健康効果
・脂肪燃焼
・心肺機能のアップ
・血液血管の機能向上
・動脈硬化の予防改善

無酸素運動(乳酸が発生して筋肉がパンパンに張ってくるような運動)の健康効果
・筋力・筋肉量の維持強化
・基礎代謝量のアップ
・骨密度のアップ

筋肉(??)
一般的に人間の筋肉は体重の40%とされています。
筋肉の細胞は筋繊維といって筋肉の端から端まで細長い紐状のもので、筋肉は細胞が大きくなることで鍛えられます。

こんなことありませんか?
・足の筋力が落ちてきて、つまずく事が多い
・自分の足で立ち上がることがしんどい
・立ち上がる時に机などに手をつく

(◎-◎;)思い当たる方は、今日から「スロトレ」はじめましょう!

スロートレーニングによるサルコペニア予防効果
スロートレーニングは常に筋肉が活動していて、力が入り続けている状態になっています。
筋肉を常に緊張させることで乳酸を生み出し、無酸素運動の状態になります。
筋肉が力を出しているときは固くなり、圧力が高まっているので血液の流れが制限されています。
(筋のパンプアップ現象)
すると筋肉への酸素の供給が少なくなっているので、筋肉の中が低酸素・無酸素の状態になってきます。
それにより筋力アップはもちろん、筋力が増えることで体の基礎代謝量も上がります。

スロートレーニングの動作方法
a)腕を胸の前で組みしゃがむ。
b)ヒザへの負担を軽くするために姿勢をやや前傾にし、お尻をやや引いた感じにする。
c)3秒かけてゆっくりヒザを伸ばし、ヒザが完全に伸びきる前に3秒で再び腰を下ろす。
d)腰を下ろして1秒間キープ。
e)これを5~10回繰り返します
頻度:週2~3回が理想的。
ヒザの悪い方や高齢の方はイスにつかまりながら行なってください。

スロートレーニング+α de 健康づくり・体力づくり 
スロートレーニングで筋肉を鍛え、瞬発力を高めるトレーニングと有酸素運動も行なうことが大切です。

瞬発力を高めるトレーニング(プライオメトリックトレーニング)
日常生活の場面で、前から来た暴走自転車(!!)を避けるなど、瞬間的に強い力を発揮し、すばやく運動する能力を必要とすることがあります。
このような能力を瞬発力と呼んでいます。
プライオメトリックトレーニングとは、筋が短時間内に最大筋力(パワー)を発揮できるようにするエクササイズのことです。

有酸素運動
有酸素運動は、全身に酸素を運んで長い時間運動をするので、全身に酸素を供給するため心臓や肺の機能が向上し、血液を流すための血管の機能が向上します。
生活習慣病予防に良いといわれており、ウォーキングやジョキング、水泳などの運動があります。

        ''からだひとつdeできる「スロトレ」
           今日からはじめませんか?''

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